2014年06月26日

[3817](株)SRAホールディングス 社長弾劾株主総会2

開催場所:ベルサーレ半蔵門(半蔵門線半蔵門駅直結)

対処すべき課題を説明している時に入場。

11:00ちょうどから質問タイム。
議長の「質問のある方は?」 の声にすかさず、櫻井監査役から
手があがりました。異例な事態です。

議長の、株主からの質問を受けているとの指摘に対して、監査役も
発言する権利があると反論。議長は株主の後にしてくれということで
櫻井監査役も引き下がりました。

異例の事態にもかかわらず、配当は税金を取られるから、商品券で
配れとか、会社案内を株主総会で配れとか、どうでもいい質問が多く、
無駄な時間を費やしてしまいました。

9人の株主からの質問が終わり、やっと櫻井監査役の発言になりました。

この櫻井監査役は、今回の総会の終結の時をもって任期満了となり、
再任されずに、かわりにNHKや郵政省を歴任した、吉田昇氏が
新任の社外監査役候補として、第2号議案に諮られています。

以下櫻井社外監査役の発言の抜粋です。

・会社法384条の規定により、監査役には報告義務がある。

・3年前、監査役3名が社長に呼ばれて、投資構想の意見を求められたが、
この投資構想には反対した。この時、明確にやめてほしいと反対したのが、
私、櫻井です。

・提案された投資案件は、社内で検討された気配もなく、社長独断の考え。

・櫻井! この投資に反対したら、次期役員の更改はないぞ!と脅された。

・思った通り、この投資プロジェクトは期待した成果がない。3年で投資回収との
予定が6年に変更になって、監査役3名が反対した通りの結果となった。

・新任の監査役候補は、会計に詳しくない。
(注:櫻井監査役は、元専修大学経営学部教授=会計学、公認会計士の
試験委員も歴任、現在は城西国際大学経営情報学部客員教授)

・皆様のお役に立てなく申し訳ない。

・社長の問題点は3つある。

(1) 社長1人でやらないで、監査役とやってほしい。形の上では2名で進めているが、
従来と同じで企業統治、ガバナンスが全く失われている。

(2) 投資の現状を四半期毎に報告せよ。

(3) 海外に毎月社長が出かけているので、国内用に副社長を設けてほしいと
言っているが、社長は未実施。

・不条理な解任は、会社法第344条の規定によって阻止出来る。336条に
監査役の任期は4年とあるので2年で交代させられるのはおかしい。

・社長に意見を述べてきたのは、櫻井と竹谷監査役だけ。

・人事権が社長1人にあるため、忠誠心だけで人事が決まる。

・粉飾ぎりぎりの会計処理が、監査役によって指摘されるのが増えてきたが、
辞任に追い込まれるので意見を言えない。

・会社を良くするには、どうしたら良いかということで、コーポレートガバナンスの
仕組みを変えることにしたい。
委員会設置会社では、半数以上の社外取締役が必要であり、不正が起こりにくい。
そこで、委員会制度を提案したい。来年の株主総会まで検討するように、提案したい。

・最後に長きにわたり、ご愛顧ありがとうございました。

---11時57分から社長の5分と言いながらの長い反論。---

3年前の投資案件は、中国の会社のキングネットのことだと思われる。
帳簿を2つ作っていた・・・・・・長いので省略・・・・・・・

私は、国鉄出身で、団体交渉をやっていたので、性格はきつく気が強く戦闘的で
あることは認めるが、櫻井先生にやめろとは言っていない。逆に社長に監査役を
やめさせる権限はない。
SRAホールディングスと事業会社のSRAとの4年の任期がずれてしまったので、
退任していただけないかと言っただけだ。

社長の反論の後、株主から緊急動議が出ました。恒例の社員株主からの、審議も
十分尽くされたので議案の採決に入ってほしいと言う内容かと思ったら、
「私は、先日SRAアメリカの社長の任を解かれた、犬塚大資です。
今日は株主として質問させていただきます。櫻井さんの言うとおりです」と発言。
場内からどよめきが起こりました。

今日は、SRAの社長の実態を株主の皆様にお知らせしようと、ビラを配ろうと思って
株主として参加した・・・

鹿島社長は動議の内容は何なんだ? 緊急動議と言ったのだから動議の内容を
言ってほしいと反論。なおも発言し続ける犬塚SRA元社長に対して、議長は私だ。
議事妨害だぞと、恫喝。

たしかに戦闘的な社長です。櫻井監査役の発言内容を証明することになってしまいました。

犬塚SRA元社長は、仕方なく議長解任の動議を提案。

鹿島社長はすかさず、「議長解任の動議に反対の人は、拍手をお願いします」と言うと
なぜか会場のほとんどの人が拍手。

一部の株主から、「賛成の決を採ってないぞ〜!」とヤジが飛ぶと、「判りました
もう一度採決をとります」と言って、「議長解任の動議に反対の人は、拍手をお願いします」
と再度同じ事を言って、「反対多数につき、議長解任の動議は否決されました」と、

きちんと数えてないじゃないか!とヤジが飛ぶと、「包括委任状があるので数を数える
必要がない」とのこと。

結局、12時を大幅にすぎて5つの議案を採決して終了。
懇親会の会場前で、犬塚SRA元社長の奥さんがビラを配っていました。

以下、4ページに渡るビラです。(ブログへの掲載許可をいただいています)
SRA元社長ビラ

懇親会は、隣の部屋で時間がたって乾いてしまったサンドイッチとエビアンが入った
保冷用ランチバッグ(税別298円)を渡されておしまいでした。
受付にランチバッグが畳んで置いてあったので、最後までいない人は、
バッグだけをもらえるようです。

2014_06SRAホールディングス総会土産

追記:第2号議案で常勤監査役として再任された、新延正憲氏は、
生年月日が昭和28年2月26日。
一方鹿島亨社長は昭和27年7月28日で学年は一緒です。

新延氏も略歴が日本国有鉄道入社ということで、鹿島社長とは
国鉄で同期入社なのではないかと想像出来ます。
形の上では監査役と2名でやっているが・・・の櫻井監査役の発言は
このことを言っているのだと思います。

その他の優待写真はこちら






turnip06 at 11:30│Comments(0)TrackBack(0) 株主総会 お土産 | 株主懇親会

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